発声法分析:清水美依紗

歌手の清水美依紗さん。
三重県鈴鹿市のご出身。身長は150cmくらい(?)。
3歳からバイオリンを始め、高校の音楽科ではオペラを勉強されていたそうです。



最近流行り(?)の外国人っぽい歌い方。

強いのは後上。
バランスは下(+後下)⇔後上(+上)。

0:07~

んめにふぅつぅるぅ

日本語を英語っぽく崩して、後上を緊張させたまま歌えば似たような雰囲気になると思います。

つよく(ふ)ぃやぁさ【しひ】

優し【い】と【ヒ】ロインをくっつける(スムーズに繋げる)感じで。
これも外国人的発声法(処理)と言えるかもしれません。

ろぉういん は

下から後下へ→伸展解きつつ息の声。

0:15~

恐れずに

ほぅそぅれーずんに

うーん……。普通こんな崩れ方しますかね?
仮に外国人が歌ったとしても、こうはならないような……。

清水さんは発声の癖が原因ではなくて、外国人風に聴かせるために意図的に言葉を崩しているように聴こえます。
もしかしたらディズニーの指導かもしれませんけど。

0:25~

照らして

shitが聴こえましてよ。お下品ですわ。

0:37~

すたーりん な(ね)う

下 → 真ん中

英詩がむしろ日本語っぽく聴こえます。

後ろ振り向かず 一歩踏み出すの

歌詞に反して、後上に縮こまっています。
歌はとても上手なんだけど声(響き)が前にガツンと出ない。
ゴスペルと声楽が喧嘩してる感じかも。

0:50~

探して

そぉーがしてぇえ

下(+後下)由来。
この部分は自然な変化に聴こえます。

0:59~

このへんとか後上に負荷をかけすぎ。
これ以降、ピクッと動く左腕が防衛反応に見えます。

2:00~

ここもポイント。
顔を左右に振った場合と顔をまったく動かさない場合の発声感覚の違い。

どちらで歌っても感覚は変わらない……問題なし。
顔を動かした方が歌いやすい……特に問題なし。
顔を動かさないときちんと音程変化できない……目指す方向によっては問題あり。

伸展の微調節を発声筋群以外に頼ってしまうと、もっと複雑で高速なパッセージに対応できなくなる恐れがあります。
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