発声法分析:カンザキイオリ

シンガーソングライターのカンザキイオリさん。
岩手県のご出身。身長は166cm。
中学2年生の時にVOCALOIDにハマったそうです。



震えと緊張を伴った迫真性の高い歌声。

強いのは後下と前上。
バランスは前上⇔後下(+後上)。

0:20~

後下優位(深め)の鼻先歌唱。

馬鹿げて【るぅよな(の)】。

下方向によろめく感じ。
ここに限らず震えているところは「下」のスパイスだと思います。

0:40~

たにん

たっ、の空気感に注目。
前上が強めに入っても、位置は「鼻の下」あたりでしょうか。

0:41~

どぅでも

一瞬声が笑う。嘲りのニュアンス。
自嘲っぽいですね。

こと【ん】ファッションで

後下由来の変化。

すてき【なん】  前上で閉じる。
【こと】でしょう  前上が負ける(閉じきれない)。

ここも後下由来の特徴。

0:50~

前上と後下で強めに拮抗しています。

0:56~

+後上で声質の変化が大きめ。

ちょっとファニーな感じですね。
よゐこの濱口さんに似てるかも。

1:15~

【ぼ】くらは

ここのファルセット(?)は前上。
【ぽ】に近いニュアンス。

嫌われてい【るぅ】

浅めの後下から後上へ跳躍。
細かいけど寄せたい場合は重要な部分。

3:30~

hiA(A4)。

感極まっている表現としてはアリ。

3:42~

hiB(B4)。

前上と後下が喧嘩して、良い感じに破綻している(前上が負けている)。
後下強めタイプの特徴(特権)なので、声質に惑わされて喉を締めないように注意してください。
関連記事