発声法分析:世良公則

歌手でも俳優でもある世良公則さん。
広島県福山市のご出身。身長は176cm。
3歳からバイオリンを習っていたそうです。



強いのは前上と後下。
バランスは前上(+前)⇔後下(+下)。

0:00~

個性的なステップ。

0:15~

【あ゛ー】 いそ

hiA(A4)。

前上と前に思いっきり力を入れているので、
地声を張り上げている、ように聴こえている人が多いかも。
でもこれは、どちらかといえば「裏声的表現」です。

ことばがぁ

比較的太い響き。
下を強めに入れたクネーデル(団子声)系の発声。

だめなあん【たににあいさと】

前上(前側)が優位のときは、歌詞に濁点が付きまとうイメージ。
ロックシャウトとクネーデルを使い分けている感じですね。

0:39~

まるでぇ~ん

後上に持ち上げている。
これはブルースっぽい表現。

0:46~

おもいでぇ(でぅ)

下の力みと連動して真ん中が固まってる。
強引さとか野暮ったさの表現かも。

0:54~

【かっ】なしぃおんなにぃ

【なっ】ち【まっ】たよぉ

がっ な゛っ ま゛っ

前上優位の部分は大げさに濁点をつけるつもりで。
前上(と後下)が相当強くないと寄せるのは難しいと思います。

1:04~

とぅな゛ぁーい゛

hiA→hiA。
前上(+前)と後下(+下)の強烈な拮抗。下側優位。
こっちの方はほとんど「地声的表現」なんですけど、バランスの変化が絶妙なので聴き分け難易度は高めです。
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