発声法分析:小椋佳

シンガーソングライターの小椋佳さん。
東京都のご出身。身長は176cm。
銀行マン時代に米国滞在を経験しているそうです。



強いのは後下。
バランスは前上(+上)⇔後下。

0:30~

時は

ときぇいうぉー

後下→上。

すごい化け方。
一聴すると「落ち着いた良い声」なんだけど、食いしばりのニュアンスが結構強いです。
発声的には若干不自由な状態といえますが、シリアスさや緊張感の演出に一役買っているかも。

0:45~

前上(+真ん中)⇔後下。

訥々としたつぶやき的表現。

かぁーくごぉおぉーりぃ

前上(+上)⇔後下。
前上から真ん中に消え入る感じ。

ねもぉうりに すこぉうと

後下から前上へ×2。裏チェスト的表現。

さぁーさやぁ【かなぁい】でぇ

前上が強めに入った鼻先発声。
音色の変化が大きいですね。

1:10~

ときぇいうぉー
わたしにん

うーん……。
やっぱり違和感あるな。

ティッシュペーパーを口の中に詰め込んで歌ってるような違和感。
口角の力みが原因だとは思うんですけど、喉回りとかなり連動してるっぽいので……。

発声=緊張

この関係性が強くなると(長い間自覚できないと)喉の使い方はどんどん窮屈になっていきます。
声帯への負担も大きくなるので、単純に声が響かなくなったり高音が出なくなったりもします。
あくまで“一般的に”ですけどね。
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