発声法分析:中川翔子

歌手の中川翔子さん。
東京都中野区のご出身。身長は156cm。
昭和のアイドルソングやレトロゲームにお詳しいそうです。



強いのは前下と後下。
バランスは前下(+前上)⇔後下(+後上)。

0:07~

煽りは前下⇔後下⇔後上。
瞬発的な強い拮抗を繰り返している。

0:16~

きぃみわっ

きぃこぉえるぅ【はっ】

ブレスアウトにご注目。
前下方向へ息を吐き切っています。

やぁみに(ん)

むんなぁしく

N音で前上が強めに入っているので音色の変化がありますね。

すいこまぁれ【たぁあぅ】

前下がピンポイントで強くなっている。
【つぁあ】に近いロック的表現。

0:28~

せかい【がはぁ】

後上の拮抗が外れて、バランスが崩れている。

0:33~

【こぉ】んな
【きぃ】もちも

前上(前寄り)で抜けの良い【K】を出す。

むだぁでは【なぃいい】

ここも若干バランスが崩れている。
後下と下と前下の主導権争い。

0:38~

下側の協調が取れると意外と太めな声質。
表情も凛々しくて、ハーフのロック歌手みたいですね。

0:48~

上とか後上へやや強引に持ち上げる。
アニソン系の人がやりがちなんですけど、力加減を間違えるとわりと危ない発声です。

はっ 

前(前上寄り)から

しぃーりだぁしたぁー(ん)

前下メインに移行。

おもいがぁ【いまぁでぇもぉ】

mid2F#(F#4)→hiD(D5)→hiC#(C#5)→mid2F#

前下(+前上)⇔後上(+後下)。
前下がしっかりと踏ん張っており、地声感の強いハイトーンです。

0:58~

か【らぁあぁあぁ】

前後の拮抗が崩れて真ん中。
ここだけ伴奏に馴染まないというか、直前の声とのギャップが大きくて違和感を覚える人が多いはず。
プロが出してしまった「素人の声」だからです。

つぅづぅくぅ

ここも前下が強い。
hiDまで出ているとは思えないくらい高密度。

1:07~

ファルセットは上や後上方向。
表情の変化でもわかりやすいんですけど、

あす【をき】

右手の動き

づいてゆ【くぅうぅ】

頭部(重心)の移動

それぞれが角度や距離とリンクしてるっぽいです。
寄せてみたい人は“振り付け込み”でコピーしてみると新しい発見があるかもしれません。
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