発声法分析:あらき

歌い手のあらきさん。
青森県のご出身。身長は171cm(?)。
中華料理がお得意だそうです。



強いのは前上と後下。
バランスは前上(+前)⇔後下(+後上)。

0:58~

いきま【しょー】

hiD#(D#5)。
前上と前を適度に残して、後側へしっかりと伸展する。
お手本のようなミドルボイス。

1:15~

前側優位でくっきりとした中音域。

ささり【ん】
もれだす【ん】

語尾で鼻を鳴らす。
前上(眉間あたり)に引っかけるイメージ。

1:47~

くされ【へ】んの

前上由来の変化なんですけど、

腐れ辺のキミ

でもフックが効いてて悪くない歌詞のような気がします。

1:55~

それでもぉ

すぅ

きぃ

語尾の音程変化は下にちょい引き。

1:58~

前上(+前)⇔後下(+後上)。

前上やや優位くらいのバランス。
ハイトーン(最高音hiD)は後下深くまで踏み込む。
喧嘩に近い強い拮抗状態ですが、喉はほとんど締まっていません。

これも【うんめい】

ふんめひに近いニュアンス。
ハ行(前上由来)の出しゃばりは、プロ歌手にも多く見られる「個性」です。
あらきさんのケースでは高音発声時の安定感に寄与していると思われます。

当たり前ですけど“ここだけ”真似してもダメですよ。
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