発声法分析:知久寿焼(たま)

ミュージシャン兼ツノゼミ研究家の知久寿焼(ちく としあき)さん。
埼玉県川口市のご出身。身長は165cm。
流しの歌手だった叔父さんから、ギターや歌を習ったそうです。



強いのは後下と後上と前下。
バランスは前上(+前下)⇔後下(+後上)。

0:25~

後下優位。
前側の響きは鼻の下から口くらい。

0:35~

ほぉじく【りぃっ】

前に力を入れたまま前下へ。
引っ張り切れずに前下の浅いところで消え入るイメージ。

【っかぁ】えして

浅めの後下から前下を経由して前上へ。
どちらも知久さんの特徴的な部分です。

るとぅ

後下→後上。

0:42~

いぃーろぉ【おっ】

ここも前に力を入れたまま前下へ。
力強い拮抗で、力の抜けたような声を出しています。

0:48~

わぁーいぃ【いっ】

ここも同上。

0:55~

ばぁーか【りぃっ】

ここは後下方向へ引いています。
聴き取り難易度は高め。

1:05~

やや後下優位。

1:12~

とぅぉおいぃ

後下→前下→前上→後下

ここも知久さんの特徴がよく出ている。
響きの形としてはナマコが上体反らししてる感じ。

1:20~

hiD連発。
後下⇔それ以外。

目を閉じない。眉をしかめない。だからといって余裕ではない。
うなじや背中方向からの張力に耐えている(やり過ごしている)様子を映像から感じ取って欲しいです。
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