発声法分析:星街すいせい

バーチャルYouTuberの星街すいせいさん。
永遠の18歳。身長は160cm。
日本武道館でライブをすることが目標だそうです。



強いのは後下と前上。
バランスは前上(+下)⇔後下(+後上)。

0:20~

た(つ)ぁーが

Aimerさんより空気感が強い(裏に寄っている)。
パッと聴いた感じだと後上の要素が目立ちますが、伸展を稼いでいるのは後下です。

げん【かぁ】

伸展が緩み加減。ここの響きがちょうど真ん中辺り。

あい【うぉー】

後下。

と【したぁ】

浅めの下。

0:26~

前上⇔後下(+後上)

は でにぃろを とかすよぉに

語頭の「は」をスルー気味。

原曲だと

で・に・い・ろ・を

に近いカツカツしたアクセントなんだけど、
星街さんは「でにぃーろ」って、後下に流す(省略する)イメージ。

ぎぃいんっしゅうの

前上(+上)⇔後下(+後上)

つき【うぉお】

ここはちょっと曲(歌詞)に合ってない。
助詞が目立ち過ぎているというか、

月「を」添えて

月「うぉお」添えて

オ音の癖なのかもしれないけど、ここで吼えられると違和感を覚えます。
発声的にはなんでもないところで力みすぎ。

0:32~

音域が下がると真ん中に響きが集まりがち。
拮抗した結果なので、喉声というわけではないです。

0:37~

前上やや優位。力強い拮抗。
このへんの歌い回しはAdoさんっぽいかも。

0:48~

前上優位。裏に抜くところは後上。
発声とは関係ありませんが、声の切迫感と表情の乖離がすごい。

0:57~

ひびっき わったーれ

ひびっきん わんたーれん

この中間を狙うと星街さんっぽく歌えるかも。

1:00~

後上が強くなっている。

どんなに暗い「**」も

ここの歌詞って「感情」に聴こえます?
主に後側由来の変化なんですけど、化け方によっては不味い歌詞って当然あるので、
歌いやすさや響きのカッコ良さよりも「正しく伝わること」を優先する場面って普通にあります。
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