発声法分析:ターヤ・トゥルネン(ex-NIGHTWISH)

NIGHTWISHの元ボーカル、ターヤ・トゥルネン(Tarja Turunen)。
フィンランドはキテーの出身。身長は164cm。
幼少期はポピュラー音楽を愛好。18歳でシベリウス音楽院に入学したそうです。



強いのは後下。
バランスは前上(+前下)⇔後下(+下+後上)。

0:15~

Master!

後下優位でほぼ「マストゥー」。
キーが上がっても、ほとんどの言葉が後下に吸い込まれている感じ。

0:43~

オーイルビー【リーイィー】ス

比較的前上が頑張っている部分ですが、
6:4くらいで後下が優位です。

オーロリオォオオオオオン

最高音hiG。妖艶かつ力強いハイトーン。
前下に踏み込みつつ、後下(地獄の底)に引きずり込む。
発声筋群の連携と重心の移動がシンクロしているようです。

0:55~

前上⇔後下(+下)。
あるいは前上⇔下⇔後下(+後上)。

1:11~

【グレイヘイッ】ブンス

この部分で音色の変化が見られます。
前下が抜けたことにより、後下が浅くなっている(後上寄りに移行している)。

1:25~

ディ【サイ】ポゥ

このへんは前上が強めに入っている。

基本的には女王(魔女?)を連想するゴージャスな歌声なんですが、
後下が浅くなるとガラっと声が若くなる印象です。

1:35~

オーストォァービリィイイーズ

前上(+前下)⇔後下(+後上)。
響きの位置が若干上がって、バランスの良い(比較的無理のない)拮抗。
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