発声法分析:大瀧詠一

シンガーソングライターの大瀧詠一さん。
岩手県奥州市のご出身。身長は176cm。
学生時代はアメリカンポップスに傾倒していたそうです。



強いのは後下。
バランスは前上(+前下)⇔後下。

0:26~

くぅちび【るぅ】つん【とぉ】とが【らぁ】せてぇ
なぁにか【たぁ】くら【むぅ】

独特の浮遊感。
やや前上優位の状態から、後下方向へ甘引きする。
前上の位置は低めで、後下の入り方は浅め。

0:40~

前上優位というか、前上周辺に集中。

かぁーくぅしてぇ

前下も入り、前後の拮抗が強くなる。
このへんのバランスは山下達郎さんに似てるかも。

0:54~

口先だけど柔らかい歌声。
後下と浅めの前下が良い仕事をしています。

1:11~

いぃ【まぁよぉりぃ】

下が強めに入って結構癖声。
ここも達郎さんっぽい。

1:20~

おぅもいでぇわぁ

後下優位。

モーノー

前上+前下⇔後下
力強い拮抗。

くろぉむぅ

前側やや優位。

1:27~

いーろぉぅ つぅっけぇてぇくれぇえ

浅い前下 → 後下

1:34~

【あ】 もういぃちぃどぉ

民謡の合いの手みたいな「あ」。
喉のバランスをニュートラルに戻す、みたいな意味で使っている人が多いような気がします。
でも、この曲の雰囲気にはあまり合ってないかも。

そぉば(わ)ぁにきぃ【てぇ】

後下への移行が前側の力みで阻害されている。
頻発する場合は後下と前下の一部混同が疑われます。

はぁなやいで
うるわしゅの
かわーぎゃーお

口はあまり動かさない(開かない)けど発声筋群はしっかり稼働している。
このへんの特徴を理解していれば、似たようなニュアンスで歌えるはずです。
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