発声法分析:大黒摩季

シンガーソングライターの大黒摩季さん。
北海道札幌市のご出身。身長は161cm(?)。
3歳からクラシックピアノを始め、小学生の頃から作曲していたそうです。



強いのは後下と前上。
バランスは前上(+前下)⇔後下(+後上)。

0:07~

hiG#。
前上の高い位置から、浅めの前下へ踏み込む。

0:23~

なきたいのに

前上優位で巻き舌気味。
らっきぃたいのりぃ に近いニュアンス。

ぅわらぁっ あったりぃ

独特な文節。
前上→後下をくり返す。

0:36~

ぃやさしぃひと【ぶっ】たり

浅い前上から真ん中が締まっている(強くぶつかっている)。
目立たないけど、これ系の音が出たときは喉への負担が大きいです。

【ん】ごかいさせたりするのわぁ

前上に引き戻す呼び水的な合いの手。

0:50~

かもーん!

前上→前下→後下→後上。

順次移行というよりは、
メインの前上に付け足していく感じ。

0:57~

つぅーた(つ)ぁっ

前上→浅い前下。
全体的にT音は前側で強調。

1:08~

あなた【おう】
あきらめ【よおぅ】
としたこと【もおぅ】

語尾で後下まで引き切るイメージ。

1:20~

しゃいにんまい【らいっ】

力強いhiC#。
前上(+前下)⇔後下(+後上)。
補助筋群は後上より前下が優位。

1:28~

ぶれいきんなった(つぁ)い

ことぉばよ

【りもぉっ】

hiC#→hiD#。

hiD#は比較的後上の要素が多め。
拮抗というより反発に近い強烈な響きです。

1:35~

もおっつぉ

もっつぉ

後下由来の変化。

あつく【な゛ぁれ゛ん】

表現としてはカッコいいんですけど、ここも少し真ん中にかかってます。
もうちょっと前上側で歪ませるだけで、喉の負担は各段に減らせるんですけどね。
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