発声法分析:高橋和也・成田昭次(男闘呼組)
- CATEGORY歌唱法解説(発声法分析)
男闘呼組(おとこぐみ)で主にボーカルを担当しているお二人。
高橋和也さんは東京都世田谷区出身のご出身。身長は170cm。
成田昭次さんは愛知県名古屋市のご出身。身長は175cm。
0:28~
高橋和也さん。
強いのは後下と前上。
バランスは前上(+前)⇔後下(+後上)。
む(う)ねにあいおぅ
後下やや優位でバランス良く拮抗。
語頭のむが「う」に聴こえるのは後下重心の特徴です。
口をあまり動かさず(唇を突き出さず)に「む」を発声してみると雰囲気が掴めると思います。
き【ざぁっ】むぅぜぇっ
前上から前に下ろして後下方向に流すイメージ。
0:34~
うぉおおおう
と
ふぉおおおう
の中間くらい。
このフレーズに限らず「WOW系」は後下を深めに取るのが基本です。
WからH(F)への変化は前上の関与の高まり。
0:42~
ぃちびょうごと
語頭を省略気味。
「ぃ」は助走過程で「ち」で前上に到達するイメージ。
おっまーえぇうぉ゛ん!
語尾を「wont!」で後下方向に飲み込む。
その勢いで前上が破綻気味に離れて「ぉ゛」が鳴る。
1:13~
ないのさ(そぁ)ー
mid2G。
後下が真下寄りにズレて、その反動で前上も上側にズレています。
発声ミスとまでは言いませんが、ここだけちょっと素人っぽい響きになっていますね。
1:18~
成田昭次さん。
強いのは前下と後下。
バランスは前下(+前上)⇔後下(+後上)。
四方向とも稼働率が高く、伸展も拮抗も強いです。
基本は下側優位の状態からさらに前下や後下へ踏み込んでいく。
いまをつぅ(強)きぬぅ(中)けてぇえ(中) 三か所とも前下
あしたえ(ぃ)の 前下
こぉどおぅ 後下
アクセルを踏んだ場所がわかりやすい歌い方をしているので、
聴き分けの難易度的には優しい方だと思います。
1:36~
【ぅ】わかれと
後下優位の特徴。厳密には前下へ強く踏み込む準備段階の後下。
ちなみに「特徴」とは何度か書いていますが、「その方向」が「強く使えている人」の「特徴」です。
語頭に【ぅ】を飲み込む小細工をしても「後下が使えるわけではない」し「後下を使うコツ」でもないので注意してください。
1:40~
ふぅっ
力強いhiA#。
俄然前下優位ですが、前側の比率を少し前上方向にも割り振っている印象です。
まだ上に余裕がありそうだし、ロックボーカリストとしてのポテンシャルをヒシヒシと感じます。
こちらは33年後。
全体的に渋さが増して、お二人ともより魅力的な歌声になっているように感じます。
30年以上歌声を維持できているのは確かですが、長い休眠期間があったということを忘れてはいけません。
しっかり使わないと筋肉が痩せる。
しっかり使うと寿命が減る。
これが万人に共通する「喉の性質」です。
痩せた筋肉はまた鍛えればいい。
でも、すり減った寿命は戻せません。
ちなみに筋肉を鍛える段階では、どうしても寿命の減りが激しくなります。
あとは……老化の問題もありますね。
じゃあ、どうすればいいのか。
・喉の負担が少ない基礎発声を早めにマスターする
・ピーク年齢を見越して「現実的な目標」を定める
こんなのは「平均的な正解」であって、
最適解はもちろん「人によって違う」です。
高橋和也さんは東京都世田谷区出身のご出身。身長は170cm。
成田昭次さんは愛知県名古屋市のご出身。身長は175cm。
0:28~
高橋和也さん。
強いのは後下と前上。
バランスは前上(+前)⇔後下(+後上)。
む(う)ねにあいおぅ
後下やや優位でバランス良く拮抗。
語頭のむが「う」に聴こえるのは後下重心の特徴です。
口をあまり動かさず(唇を突き出さず)に「む」を発声してみると雰囲気が掴めると思います。
き【ざぁっ】むぅぜぇっ
前上から前に下ろして後下方向に流すイメージ。
0:34~
うぉおおおう
と
ふぉおおおう
の中間くらい。
このフレーズに限らず「WOW系」は後下を深めに取るのが基本です。
WからH(F)への変化は前上の関与の高まり。
0:42~
ぃちびょうごと
語頭を省略気味。
「ぃ」は助走過程で「ち」で前上に到達するイメージ。
おっまーえぇうぉ゛ん!
語尾を「wont!」で後下方向に飲み込む。
その勢いで前上が破綻気味に離れて「ぉ゛」が鳴る。
1:13~
ないのさ(そぁ)ー
mid2G。
後下が真下寄りにズレて、その反動で前上も上側にズレています。
発声ミスとまでは言いませんが、ここだけちょっと素人っぽい響きになっていますね。
1:18~
成田昭次さん。
強いのは前下と後下。
バランスは前下(+前上)⇔後下(+後上)。
四方向とも稼働率が高く、伸展も拮抗も強いです。
基本は下側優位の状態からさらに前下や後下へ踏み込んでいく。
いまをつぅ(強)きぬぅ(中)けてぇえ(中) 三か所とも前下
あしたえ(ぃ)の 前下
こぉどおぅ 後下
アクセルを踏んだ場所がわかりやすい歌い方をしているので、
聴き分けの難易度的には優しい方だと思います。
1:36~
【ぅ】わかれと
後下優位の特徴。厳密には前下へ強く踏み込む準備段階の後下。
ちなみに「特徴」とは何度か書いていますが、「その方向」が「強く使えている人」の「特徴」です。
語頭に【ぅ】を飲み込む小細工をしても「後下が使えるわけではない」し「後下を使うコツ」でもないので注意してください。
1:40~
ふぅっ
力強いhiA#。
俄然前下優位ですが、前側の比率を少し前上方向にも割り振っている印象です。
まだ上に余裕がありそうだし、ロックボーカリストとしてのポテンシャルをヒシヒシと感じます。
こちらは33年後。
全体的に渋さが増して、お二人ともより魅力的な歌声になっているように感じます。
30年以上歌声を維持できているのは確かですが、長い休眠期間があったということを忘れてはいけません。
しっかり使わないと筋肉が痩せる。
しっかり使うと寿命が減る。
これが万人に共通する「喉の性質」です。
痩せた筋肉はまた鍛えればいい。
でも、すり減った寿命は戻せません。
ちなみに筋肉を鍛える段階では、どうしても寿命の減りが激しくなります。
あとは……老化の問題もありますね。
じゃあ、どうすればいいのか。
・喉の負担が少ない基礎発声を早めにマスターする
・ピーク年齢を見越して「現実的な目標」を定める
こんなのは「平均的な正解」であって、
最適解はもちろん「人によって違う」です。