発声法分析:鈴木トオル(ex-LOOK)

LOOKの元ボーカル・ギター担当、鈴木トオルさん。
静岡県掛川市のご出身。幼稚園児の時点で声が潰れており(?)、変声期はなし。
中学生の頃からバンド活動していたそうです。



強いのは後下と後上。
バランスは前上(+前)⇔後下(+後上)。
あるいは前上⇔後上⇔後下。

声の潰れた幼稚園児がそのまま大人になったようなハスキーボイス。

0:05~

シャイニィノォオオン

hiB→hiC→hiA

シャは前上にしっかり踏み込む。
そこから後下に経由して、後上方向にhiCまで持ち上げて。
ノォから後下優位のバランスに移行して、オンで息を吐き切る瞬間に後上に抜ける。

0:08~

【っほ】し

語頭ヒーカップ。
後側に目一杯引いた状態から、前側(この場合は前上)に踏み込んで(わざと)破綻させる。

0:13~

【き】みの

後側が強くて微妙に「ひ」が混じっている。

0:18~

ぅう【かぁっ】

前上が強くて「きゃあ」に近いニュアンス。
声も顔もロンブーの田村淳さんに似てるかも。

きえ(へっ)るぅう

感情表現のような……発声ミスのような?
発声現象としては後下が下寄りにズレて呼気が真ん中から抜けている。

0:40~

中音域は閉鎖感が乏しく歌詞が不明瞭。
低音域はほとんど聴こえません。

0:55~

ミドル音域とチェスト音域の音量差が大きいです。
閉鎖不全を起こしているのは前下方向かもしれません。

それならそれで、低音域までヘッドで出せばいいのですが、
高音が得意な人ほど、習得のハードルは高くなることがあります。

そもそも「問題点に気づきにくい」という問題点があるのですが、
ここをクリアしないとハイトーンの声質は洗練されていきません。

1:10~

こどぉく【さぁっ】

後上に抜く、というより後上方向に息を吐く(漏らす)意識の方が良いかも。

1:15~

ひぃっとっりぃ

後上(後側)に引いたまま前に踏み込む。
ひぃっ だけですが、クリスタルキングの田中昌之さんに似た響きになっています。

1:17~

このへんは前下方向に引いてるけど「前下が閉じてない(前下では閉じない)」状態。
結果として真ん中に負荷が集まるので危険な感じのエッジが出ていますね。

1:33~

hiBのロングトーン。

前上⇔後下(+後上)。
後下優位のバランスで綺麗に拮抗しています。

2:23~

シャウト気味の最高音。
ここは後下を深めに入れたまま、下から真ん中にしゃくり上げるイメージ。
hiEを狙ってhiD付近で潰れると似たようなニュアンスになると思います。
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