発声法分析:ドロレス・オリオーダン(The Cranberries)

クランベリーズのボーカル、ドロレス・オリオーダン(Dolores Mary Eileen O'Riordan)。
アイルランドの出身。身長は158cm。
労働者階級の家庭に生まれた、9人兄妹の末子だそうです。



強いのは後下。
バランスは前上(+前下)⇔後下(+後上)。

0:50~

後下優位のエアリーな発声。
語尾の裏返り(テイカンナッ)は後上に抜いています。

1:00~

ハンドゥファイレン

ハ行が目立って聴こえます。後下由来の変化。

1:08~

後下方向へ小さく引くを5回繰り返す。
語尾の伸ばしは後上。

1:13~

前上が踏ん張り、前後の拮抗が強くなる。
ヒーカップ系の語尾処理は息を吐き切る瞬間に後下から後上へ跳ね上げる。

1:22~

【ふぁい】てぇーん

ここは後上だけど拮抗が抜けてます。
正位置から上寄りを狙うとニュアンスが出せるはず。

1:25~

ここの語尾は浅めの前上から後下に引き込む、を繰り返す。
ムとンの中間ではなく、ムから素早くンに変化させましょう。

1:37~

前下の補助が入り歌詞が明瞭に(忠実に)。
後下の入り方もより深く強くなっています。

1:42~

ざぁんべ(ぁ)

前上から前下に踏み込むけど、後側に引く力の方が強い。
後上から起声して前上→前下と接いでいく方が雰囲気を掴みやすいと思います。
中島みゆきさん系の歪みですね。

1:46~

べぁっ べぁっ べぁっ

ここは低めの前上から後上方向に裏返すイメージ。

3:35~

おぅほっ おぅほっ おぅほっ

ここは後下から前上方向に裏返すイメージ。
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