発声法分析:星野源

シンガーソングライターの星野源さん。
埼玉県のご出身。身長は168cm。
中学生の時にギターと演劇を始めたそうです。



強いのは後下。
バランスは前上⇔後上⇔後下。

0:38~

あぁそぉこぉのぉもぉぅりぃのぉ

後上が強めに入っても、後下の重さを感じさせるもったりとした響き。

0:47~

むっ【しぃっもぅ】そぉのぅたもぉう

後上メインのファルセット的表現ですが、後下の関与が強いので音色変化のギャップがあまりない。
直後に後下メインに変わっているので響きの違いに注意してみてください。

サ行の空気感まで再現したい人は、

むっしゅうもぅしょぉのぅたもぉう

こんな感じで歌ってみるとニュアンスが掴めるかも。

0:53~

比較的前上が強くて鼻周辺に響きが集まっています。

くぅるぅ【だぅろぅ】

ほんのり英語チック。Dow Low。

0:55~

どぅ け 

前上→下。

そぉぅこぉぅどぉぅけぇい

前上⇔後下。
ここもちょっと英語っぽい。So Cold Cake。

1:04~

きぃみぃっもぅそぉのぅたもぉう

前上→後上→後下。

表情の変化から張力の方向が感じ取れる部分です。

1:17~

そっうれいおぅ

みぃてぇるぅ

伸展過程は前上→後上→後下。
後上から後下に引き伸ばす(引き下げる)。
後下より先に後上が入るのは、プロ歌手としては少し珍しいタイプですね。

言葉(子音・母音)の特性を理解し、自分の個性が活かせる歌詞を書ける。
意識無意識は別として、世に出るシンガーソングライターなら当たり前のように備えている能力だと思います。

1:35~

ぼぉっ(ばぁっ)くぅわ

そぉっ(さぅっ)れぇうぉ

mid2G。
このへんは後上が過活動(緊張)気味で、ちょっと高田ミックス(ジャパネット初代)入ってます。
個性といえば個性ですけど、これを避けたい人は「後上は補助的に使いましょう」ってことです。
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