発声法分析:北川賢一(ex-ロードオブメジャー)

ロードオブメジャーの元ボーカル、北川賢一さん。
兵庫県神戸市のご出身。身長は177cm。
高校生の頃からバンドを始めたそうです。



強いのは前上と後下。
バランスは前上⇔後下(+後上)。

0:11~

ここ【にあるいま】

やや上側優位のバランスからグッと下側へ移行。
拮抗が強くなると少し鼻閉感があります。

0:21~

かえてぇぁっ

後下→後上

語尾でオーバーランする感じ。

0:24~

音域が上がると後下に集中する。
その分後上の関与が減っているようです。

たし【かっ(きゃっ)】

音高の上がる「か」は前上で明るく発声。
カラッと晴れた青空なんかをイメージ。

0:34~

すぅぎぃゆ(ぬ)ぅく は(か)るおっ

おしみ(り)っ なぁがらぁもっ

前上由来の変化兆候。

0:48~

は(か)ぁっじぃめぇた

ここも前上。
「は」が「か」に化けるのはちょっと珍しいタイプかも。

あぁきぃ【とぉっ】

ここは後下が強い。

ふゆぅ(よぉ)

後下由来の変化。

0:55~

がぅらくたぁの やぁまぁかぅらぁ

さぁがぁすあ(なぁ)っ のひのゆ(よぅ)めぇ Yo man

後下優位で比較的音色が暗くなっています。

1:04~

前上活性化。バランス良く拮抗しており歌詞の純度も高め。

1:15~

ぬぁーみぃー【だぁー】

mid2G。前上。

かれぇるま【でぇぁ】

hiA(前上)→mid2G(前)。

前上付近に負荷が集中。
母音が開き気味で鼻閉感が目立ちます。

1:25~

ぬぁああみぃいいいだぁあああ

hiB(後下)→hiB(後)→hiC(後上)。

わかりやすく歌声が後傾していますが、まったくの裏声には聴こえない。
この絶妙な閉鎖加減を掴みたい人は「鼻の響きを維持したまま」後側に思いっきり引っ張って、

ルゥァアヴィイイダァアアゥ(LAVIDA)

みたいな感じで発声してみてください。
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