発声法分析:山崎まさよし

シンガーソングライターの山崎まさよしさん。
滋賀県大津市のご出身。身長は176cm。
小学生で太鼓を打ち、中学時代は多くのバンドを掛け持ちする人気ドラマーだったそうです。



強いのは後下と前上。
バランスは前上⇔後下(+後上)。

0:20~

っこれい(ひ)じょう(ん)

なにをうしぃなえばぁ

っこころわ(は)ぁ

ゆるさ(しゃ)れるのぅ(ん)

後下優位で基音感が薄め。
歌詞の変化は前上の位置が高い(遠い)ことに起因していると思います。
あとは語頭の「こ」で呼気を強める癖(?)があるのかも。

癖がかなり強いんですが全体的にはまとまりがあって魅力的な歌声だと思います。

0:27~

どぅれほどぉのぉいた【み】ならばぅ

も【い】ちど【きぃみぃにあえるぅ】

前上が強めに入るとわかりやすく鼻が鳴っています。
以降は前上⇔後下(+後上)のバランス良い拮抗。

わぁんもぁた(つ)ぁぃむ

きせっつぅよぉふぅつろぉわぁないでぇ

わんもぁた(つ)ぁぃむ

ふざ【けぇっあ(や)あった】じぃかんよ

ここは前上に加えて後上も強め。

0:50~

各自で聴こえたまま歌ってみてください。
言葉が化けるところは大体前上が強めに入ってるんでそこだけ抑えてれば大丈夫だと思います。

1:08~

やや前上優位のバランスに移行。
上方の響きが強くなり、歌詞の聴き取りが明瞭になってくる。

あれ……? こんなクッキリしてったっけ?

山崎まさよしさんからポルノグラフィティの岡野さんに寄っていく感じ。

比較対象は「私の記憶の中の山崎まさよし」なので、
オーストラリアの位置みたいな違和感かもしれません……。

ちょっとお待ちください。

MVと比較したところ後上が強めに入っているみたいで、

さぁがしてい【る】よぉ
い【るっ】はずもないのに

後者が顕著ですが後下に引き切れていません(底で潰れている感じ)。
なんとなく雰囲気が明るい、という私の印象は間違っていなかったようです。
これはこれで良いと思いますけどね。

1:50~

後下に行きかけて後上へ。
迷った末の選択ではなく、後下が「そこになかった」という感じがします。



原曲(若い頃)は後下が優位です。
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