漢の美学、地声ミドル

※気質的に「脱力」や「裏声」が合わない人に向けた内容なので、ブログの原理原則に反することも書いています。

男性の使用音域的にミドルボイスの習得というのは一番の関心事だと思います。
ミドルボイスって……定義が曖昧というか、定義自体意味がないような気がするんですけれど。
とりあえず地声では出しづらくなる音域から裏声までの音域としますね。

上下を広めにとってmid2D~hiBって感じですかね。
人によってチェストが優位になったり、ヘッドが優位になったりする音域です。

ミドル域をヘッド下ろし(裏声感覚)で歌ってる人が多いですが、正直あまりオススメしません。
終始ナヨナヨしてて、なんかフガフガ鳴ってる人が多いです。
全然男らしくないし「裏返らないだけ」といった感じで、声に芯のない不安定な歌唱になりがちです。
心なしか「喉締め」や「志村声」の発症率も高いような気がします。

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ミドルボイスって、結局のところミックスボイスなわけだから、
地声でも裏声でもないんですが……。

私個人的には地声“感覚”です。
地声を息で吹き上げる。裏声を胸に落とし込む。どちらでもあり、どちらでもない。
声を出す感覚は地声だけど、成分自体は喉の奥底から出てる高密度のファルセットって感じです。
地声みたいに声帯がぴっちり閉じていないので息の支えが重要になります。

チェストボイスの延長≒ミドルボイス


目指す方向によりけり、個人差もあるでしょうが、
ミドル域に関しては地声主体で攻めていいんじゃないかな? と思います。

ヘッドはヘッドで置いといて、地声ベースでミドル音域を開発していく感じです。
裏声をこねくり回すよりも、チェストボイスを徐々に軽くしていった方が過渡期にあってもたぶん「上手く聴こえる」と思います。
ミドルをチェストの延長と考えて、高音域を半音ずつ地道に上げて行くという手法ですね。
脱力はそこそこでいいから、アクビ喉のまま呼気を強めて高音を出してみましょう、ってことです。

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アクビ喉さえキープできていれば喉を痛める確率は低いと思います。
どうにかこうにかhiBまで到達できたら、ほとんどの男性はそれで満足なんじゃないでしょうか。

人によっては「ヘッドボイス自体使わない」ってこともあるでしょう。
個人的にもヘッドボイスって微妙です。個性が希薄になる傾向がありますからね。
そもそも声の出し方や使っている筋肉群が違うので、hiDまで出せればhiBが安定するってこともないと思います。

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とりあえずはhiBかhiA#まで、チェストボイス優位で頑張ってみませんか?

時には張り上げも有用です。あと半音足りないくらいなら喉締めでも構わないと思います。
出音が良ければすべて問題ないのです。だってhiBまで扱う多くのプロ歌手がそうでしょう。
声質は地声寄りの方が男らしいし、高音域は少しくらい必死で出す方がカッコいいんです。

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