発声法分析:ビョーク(Björk)

シンガーソングライターのビョーク。
アイスランドの出身。身長は163cm。
4歳から作曲を始め、7歳から音楽学校に通っていたそうです。



強いのは前下と後上と後下。
バランスは前下(+前上)⇔後上(+後下)。

0:37~

We live on a mountain

うぃー
りっぶ
おんなっ
まぅん
てっん

前下から後上へ。
歌詞を小分けにして何度も引き直すことで、
訥々と跳ねるような独特のニュアンスが生まれています。

型がしっかりしているというか、後上へ引き上げる角度もほとんど変わらないので、
聴こえるままに歌詞を区切って引けば同じような雰囲気で歌えると思います。

1:26~

I go through

前上で起声して前下へシフト。
響きが遠くに広がっていく様子がわかりやすい部分です。

1:36~

びぃっ
せ(さ)いっ

hiD。前下由来の歪み。
前下をもっと浅くして、上側に任せればクリアに出せるはずですが……。

1:47~

アイスランドの妖精が見せる、
若い頃の蟹江敬三みたいな野性と凶暴性。

割れたハイトーンはビョークの牙。
そこに魅力を感じている人が世界中にたくさんいるんだと思います。
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