発声法分析:アヴリル・ラヴィーン(Avril Lavigne)

シンガーソングライターのアヴリル・ラヴィーン。
出身はカナダのオンタリオ州。身長は156cm。
2歳から母親と一緒に教会で歌い、12歳でギターを始め、
14歳でオーディションを勝ち抜き、シャナイア・トゥエインのコンサートツアーに参加したそうです。



強いのは前下と後下。
バランスは前上(+前下)⇔後下(+後上)。
あるいは前下(+前上)⇔後上(+後下)。

0:14~

ちぇらぁぅわっちぃやぁり(れ)んふぉぁ

前上(+前下)⇔後下(+後上)。
後下やや優位くらいのバランス。

れ【い゛ばぁっ】く

ここは後上が強い。

0:23~

れっりっびぃ

前上(+前下)⇔後下(+後上)。

ゆーうぃしぃい

前下(+前上)⇔後上(+後下)。

hiA#。音高が上がると鼻の響きが減って声が太くなる。
バランスの変化がわかりやすいですね。

0:35~

わなぁわんぬ

前上(+前下)⇔後下(+後上)。

ばっちゅーびこぁあ(ぉお)ん

前下(+前上)⇔後上(+後下)。

前下優位のままサビへ突入。
スタジオ音源に比べてもかなりチェストに寄っているので、
若い意気込みのようなものが歌声に反映されているのかもしれません。

0:52~

こん【ぷりっ】けいて(れ)ぇ

浅めの前下から後下へ引っくり返す。
バランスの破綻を利用した特殊な発声。

1:02~

hiC連発。
前下から後下経由で後上へ、この伸展過程をリピートする感じ。
比較的後上が強くて、少女らしい明るい響きが出ています。

1:12~

前上(+前下)⇔後下(+後上)。

眉の動きにヘッド系の特徴が現れています。

1:25~

ここもヘッドからチェストへの移行がわかりやすい。
歌声から表情から「怒らせたらヤバそう」なのがヒシヒシと伝わってきますね。

2:04~

循環パターンは同じですが、1番よりも後下の関与が強い。

2:42~

hiD→hiC→hiD。

前下(+前上)⇔後下(+後上)。
下側に大きく伸展しており、かなり男らしいハイトーンです。

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