発声法分析:水木一郎

アニメソング界の帝王、水木一郎さん。
東京都世田谷区のご出身。身長は170cm。
中学生の頃に落語家への弟子入りを試みたそうです。



強いのは前上と後下と後上。
バランスは前上⇔後下(+後上)。

0:05~

だぁあーっしゅ

hiA#。
前上⇔後下(+後上)。
三方向の力強い拮抗で、前上⇔後下⇔後上に近いバランス。
前上の位置は鼻下から上顎くらい。

打楽器的な雄叫び、水木さんの代名詞と言えます。

0:13~

っすくらんぶるぅうぅう

前上⇔後下(+後上)。

0:19~

おぅれわぁなぁ(ん)みぃだを

前上⇔後下(+後上)。
やや前上優位で響きが内側に凝縮されている。

なっがっさっなっい

跳ねるようなニュアンス。
前から前上まで小刻みに駆け上がる。

だらっだぁあ!

前上⇔後下(+後上)。
あるいは前(+前上)⇔後下⇔後上。

0:25~

音域が下がると内側に縮む。
水木さんの動作も含めて前後方向の伸縮がわかりやすいですね。

0:37~

いーっしょ【にぃっ】

前上から後下。

0:40~

前上(+前)⇔後下(+後上)。

っさんだぁ゛あ゛

まさに雷鳴。
前後方向の強烈な拮抗です。

0:52~

【あー】らしを

後上優位。
こんな感じの明るく乾いた響きも水木さんの特徴の一つです。

0:58~

まっじぃん【がぁあー】

後下優位。
包容力を感じさせる、曲のシメに相応しい響き。
これも水木さんの大きな特徴だと思います。
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