発声法分析:岸川恭子

歌手の岸川恭子さん。
宮崎県のご出身。身長は161cm。
エレクトーンが演奏できるそうです。



強いのは前上。
バランスは前上(+上)⇔後下(+後上)。

0:03~

へ(れ)ぇー

は前上。

ララは前上入れつつ上。
うぃー(?)は後上。

0:12~

このへんは上(+前上)⇔後下(+後上)。

0:32~

れぇぃいぇえええい

前上⇔後下(+後上)。
「れぇい」っていうか「っるぇい!」って感じ。

0:40~

岸川さんのロングトーンは前上⇔後下の拮抗を保ちつつ、
上方向と後上方向に等分に伸びていくイメージですね。

1:11~

前上優位のバランス。
メリスマで伸展が不十分(過緊張気味?)で音の運びがぎこちない。

1:17~

前上由来の歪み。
フレディ・マーキュリーにちょっと近いかも。

そ(ん゛)っ
なだばひがる(ぅ)りあるど
うぇららひかろ(ぅ)れあるん
(う)ひぃいいぃ
ひいひゃろらろっりよぉおおおぉ

こんな感じに歌えばそれっぽくは聴こえるでしょう。

スキャットって感情の迸りみたいなものが大事なので、
かっちり決め打ちするのは少し無粋な気もしますが……。

耳コピして反復練習して(アレンジを加えて)自分の引出にしまっておく。

模倣→想像→創造。

スキャットもメリスマ(フェイク)も、楽器の速弾きとかもそうですが、
音楽における「即興性の高さ」とは「ストックした常套フレーズの多さ」みたいなところがあります。

事前学習の成果でストックが充実しているからこそ、
その場のテンションで適当(適切)に歌っているように聴こえるのだと思います。
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