発声法分析:杉山清貴

シンガーソングライターの杉山清貴さん。
横浜市のご出身。身長は167cm。
第19回ヤマハポピュラーソングコンテストで入賞されたそうです。



強いのは後下。
バランスは前上(+前下)⇔後下(+後上)。

0:16~

中音域から拮抗が強めで、歌詞の発音がとても明瞭です。
前上の位置は鼻の下から口あたり。

0:24~

よ【るぅのぉ】(ん)まぅりぃ【なぁあー】

特に後下が強い部分ですが、前上(+前下)も適度に残っています。

0:37~

【かぁ】けた(と)ぁー

ここは左前上から右後下へ。

片手(斜め)引きでしか出せないニュアンスはありますが、
直後に前上から後下へ引き直しているので「なんとなくこっちの方が歌いやすいから」みたいな理由ではないかと。
試してみたところ私もこっちの方が歌いやすかったです。

間合い的に面を二回打つより、小手と面を打つ方がしっくりくる、みたいな感じじゃないでしょうか(?)。

0:40~

前上が比較的強めに入っています。
鼻から眉間まで前側の響きが上がってくる。

0:50~

まぁ【めぇえええい】

わかりやすく後下が強く入っています。
甘美でスモーキー。沢田研二さんみたいな音色。

おうっりぃ(ん)ゆぅ

前上(+前下)⇔後下(+後上)。

(ん)【っきみに】ささぁやくぅ

mid2G。ここは前下が強めに入っています。
微妙に詰まっているので、踏み込みはもう少し浅い方が良いかも。

1:00~

上側活性。
下側の支えが利いた、説得力を伴った爽やかさ。

もぉのぉがぁたぁ【りぃいいい】

前上と後下の強い拮抗。るぅいいいに近いにニュアンス。
りゅううううって感じで食いしばってみると感覚が掴みやすいかも。

1:08~

びぃ(ぶぃ)ーち

後下由来の変化。

1:17~

さぁああああ(そぉおおおお)

前上(+前下)⇔後下(+後上)。

ここの後下は浅く強くを意識。
後側の響きを強調したいので、前下は主張を控えて補助に徹するのが良いと思います。
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