発声法分析:Gotye

シンガーソングライターのGotye(ゴティエ)。
オーストラリアの出身。身長は192cm。
交換留学で日本に来ていたことがあるそうです。



強いのは後下と前上。
バランスは前上(+前)⇔後下(+後上)。

0:18~

後下優位で前上との拮抗をなるべく緩める(全然拮抗しないのはダメ)。
表情から察するに「眠いからあまりうるさくしないでくれ」みたいなテンション。

0:28~

くっ【だーい】

前が強めに入っています。

0:35~

【っらい】ふぉみぃ

【っかん】ぱ(ぽ)にぃ

【っねい】かすとぅる

後上が強め。

1:08~

certain(後下+後上)kind(後上)sadness(後下)

抑えた声でも表現はしっかりついています。
響きの変化がいまいち分からない人は重心や口元にも注目してみてください(これだけで判断してはダメ)。

1:14~

to the end(後上)
Always the end(浅い後下)

1:32~

glad(後上)that it was over(浅い後下)

1:38~

cut me off

っかぁーっみやーふ

hiA#→hiA

前上(+前)⇔後下(+後上)。
伸展過程は後下→前上。前側をしっかり入れていく。
ここで後上に寄ってしまうとカタルシスを解放できないので、
その傾向を感じた場合は「こぉーっみおーふ」でいったん前上⇔後下ラインを確立させると良いでしょう。

Make out like it never【happened And that】we were nothing

hiC連発。
ここは後上に頼るのではなくて「音高的にある程度は後上が入るのも止む無し」って感じ。
あくまでもメインの響きは前上⇔後下ラインです。

1:47~

【need】your love

ここも後下から前上へ。
仮にhiA#到達地点では同じ状態だったとしても、
前上から起こした場合はニュアンスがかなり変わってしまいます。

1:59~

ここのhiCは後上のファルセット。

2:03~

【need】that though

ここの前上は踏み込みが浅くて、前上寄りの上くらいの位置。

3:09~

【used】to know

hiC。
後下⇔それ以外。

高身長(178cm以上)の人がハイトーンを強めに出している場合、
まず「後下の強さ(重さ)が先にある」みたいに認識しておけば例外は少ないかと思われます。
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