発声法分析:ブルーノ・マーズ(Bruno Mars)

シンガーソングライターのブルーノ・マーズ。
ハワイ州ホノルルの出身。身長は165cm。
幼少の頃から家族と一緒にナイトクラブのステージで歌っていたそうです。



強いのは後下と前上。
バランスは前上⇔後下(+後上)。

0:10~

前上(+真ん中)⇔後下(+後上)。

洋楽かぶれの日本人を思わせるほど自然な響き。

0:20~

日本語とアメリカ英語の切り替わり。
真ん中(喉声要素)が綺麗さっぱりスイープされています。

0:34~

日本語で歌うとぼんやり真ん中でまとめてくる。
日本人≒喉声みたいな意識があるのかもしれません。
やっぱり耳が良いのでしょう。

0:45~

日本人寄りのバランスではフェイク(メリスマ)がやりにくいのか、
あからさまにアメリカ人寄り(後下方向)へシフトしています。

0:52~

前上⇔後下(+後上)。

ソフトな歌い方は基本後上でまとめる。
これがブルーノマーズ本来の響きだと思います。

1:07~

っそう(っしょう)

サ行で派手めに息が漏れる。
後下深くに引き込みつつ、下あごだけを前に突き出す(≠前下を使う)意識。

1:27~

前上⇔後下(+後上)。

前上の位置は眉間から鼻。
力強くバランスの良い拮抗です。

1:34~

細かい音程変化は後上主導。

あい・うぉおおおぉん・ちゅ・べぇええっ

前上→後上(+後下)→前上→後下。

くれい・ぜぇえええっ

後下→前上(+上)。

1:57~

at night

えっ【な(は)ぁいっ】

hiA。
ここは前上がかなり強く入っており、
真空管アンプのような歪みが乗っています。

2:09~

ちょーきんちゅーだ
っちゅらいなげっちぇい

タ行も派手に化けてます。後下が強い人の前上由来の特徴。
なんとなく沖縄っぽいというか具志堅さんっぽいかも。

2:18~

前上⇔後上(+後下)

ファルセット部分は後上がかなり急角度なので、

後上(+上)⇔下(+後下)

このくらいの意識の方が寄せやすいかも。

2:27~

さーい(ひ)っ

ブレスアウトの消え際で後上にクイッとな。

っつぉーきん・つぅーみぃ・つぅっ

mid2G#→hiB→hiC#

後下に力強く根を張ったまま、前上方向への伸展(突撃)を三回繰り返す。
声が軽くなりすぎる場合は「後下⇔それ以外」の意識を試してみてください。
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