発声法分析:アグネス・チャン

歌手のアグネス・チャンさん。
香港のご出身。身長は153cm。
アメリカンスクールに通っていたそうです。



強いのは後下と前上。
バランスは前上⇔後下(+後上)。

0:13~

ちぃいっ・さぁーな

hiA→hiD→hiC→hiA。

後下優位で拮抗が強め。
中国人らしいヘッド系の発声。
日本語がたどたどしいイメージですが発音は意外と明瞭です。

0:20~

こっとりぃのうったにぃめ【さ】める
いっつぅ【かぁ(こぉ)】わ

後下由来の化け方。

0:33~

あっ【いぃ】しぃあう

このhiDは後上が強い。
hiCやhiDを余裕の笑顔で発声しています。

裏寄りの発声バランスということもありますが、
高音耐久度がかなり高いタイプなのでしょう。

0:44~

hiD連発。
前上に気合が入り、前後の拮抗がさらに強くなっている。
途中で前上がへたれてしまう人は前上(+上)⇔後下の意識に切り替えてみてください。

【まあっ】てぇいるぅ

hiD→hiE。

前上から後下へ流れる稲妻のような響き。
比較的伸展が分かりやすい部分です。

0:52~

さらに前上が活性化。
拮抗もさらに強く、響きが鋭くなっています。

0:56~

前上(+前)⇔後下(+後上)。

ロングトーン(hiE)まで前寄りできっちり。
目つきやジェスチャーから前側へ踏み込む気概が感じられますね。

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