発声法分析:川村ゆみ

歌手の川村ゆみさん。
中学生の頃からバンド活動をされていたそうです。



強いのは後上。
バランスは前上⇔下⇔後上。
前上も下も浅い。

0:27~

のっけから語尾の音程感が怪しいです。
大黒摩季さんをコンパクト(喉声寄り)にした感じかも。

0:33~

(ぅ)わっすぅ【れなぁい】

hiB。前上が強めに入っています。
れぬぁいに近い。

0:39~

ここも語尾の音程が不味い。
こういう外れ方はアレンジに聴こえないので気をつけたいですね。

息の流量でピッチを上げてる感があるので、
もう少し伸展で稼ぐようにすると音程は安定してくるかと思われます。
後下方向に伸ばすのが最善ですが、バランスを極力変えたくない場合は下方向を深くするのが無難です。

ファルセット(?)は後上か上に引こうとしているっぽいですが、
真ん中が力んで伸展が止まっています。

0:57~

ここのファルセットは上が強い。
比較的綺麗に響いています。

1:20~

喉の真ん中から上側に広がった響きが後上方向に縮まっていく。
聴いてるだけで喉が詰まります。

目をつぶって顎を突き出す。

これを「歌唱表現」と捉えるか「痛覚反射」と感じるかは、
歌声の充実度に左右されると思います。

どちらにしても、
あまり規則性が高いとネタっぽく見えてきます。
高音が来るたび溺れる人、みたいに。
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