発声法分析:米倉千尋

シンガーソングライターの米倉千尋さん。
横浜市のご出身。大学時代にのど自慢大会でグランプリを獲得されたそうです。



強いのは後下と前上。
バランスは前上(+上)⇔後下(+後上)。

0:11~

あらし【のぅ】
あきら【めぇっ】
ないっ【でぇ】

地声調の(段差を感じさせない)hiC。
どれも後下から前上方向への伸展。

伸展距離は短めで強い拮抗なので、
後下⇔それ以外みたいな意識の方がしっくりくるかもしれません。

補助筋群の関係で「上⇔下」にも近いバランスなので、
後下(下)から上に伸びるようなイメージでも悪くはないと思います。

0:27~

っあ(ぅ)げぇたぁ・い(に)ぃいい

後下→前上・前上→後下。

0:37~

前上⇔後下(+後上)。

かぅたぅすぅみぃでぇえ

後下由来の特徴ですが、
冒頭(サビ)に比べれば前上の比率が多めです。

0:43~

前上⇔後下(+後上)。
音高が下がるに伴い前後の幅が縮まっていく。

う(ひゅ)ぅまれた
ゆ(ひゅ)めがぁ

どちらも後上由来。

0:54~

ひぃぅとみにう(ふ)ぅつるぅ

ここは下由来。

たぁれより

ここは後上由来。

1:00~

しぃんじていたぁいぃー【やっ】

後下→後上。

1:05~

前上⇔後下(+後上)。

前上が強めに入っており、バランスの良い拮抗状態。
比較的癖が控えめで歌詞の発音が明瞭です。

1:15~

か【がぁやぁくぅ】

hiC→hiC→mid2G。
前上(入れたまま)→後下→後上→後寄りの後下。
前上の強さがハッキリと聴き取れる部分ですね。
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