発声法分析:マイケル・ボルトン(Michael Bolton)

シンガーソングライターのマイケル・ボルトン。
コネチカット州ニューヘイブンの出身で、身長は176cm。
幼少期より歌やサックスを嗜み、小学生の頃から作曲していたそうです。



強いのは後下。
バランスは前上(+前下)⇔後下(+後上)。
もしくは後下⇔それ以外。

超強い後下と吊り合わせるためにバランス良く引かざるを得ないって感じです。
デイヴィッド・カヴァデール(全盛期)もこのタイプ。

0:09~

前上の位置は鼻の下辺り。
太く聴こえる(後下)が軽さのある(後上)声。
mid2Gやmid2Fでヘッド系の拮抗(前上⇔後下)がぐっと強くなっているのが聴き取れると思います

0:23~

りーびぬ(ふっ)
りーび・ぬふっ♪

って感じで後上に抜く。

0:29~

ふぉなるぅっくぁぽぉんにょふぇーいす

上側(後上)強めで囁くように。

マイケル・ボルトンの特徴は「叫び」と「囁き」です。
寄せてみたい人は音の強弱をしっかりと意識しましょう。

0:35~

このへんは前上も強めで比較的パキッとした響き。
位置が低めなので前⇔後に近いバランス。

0:43~

一転して後下に飲み込んだような深い響き。
下も強く入ってるのでクネーデル要素も出ています。

0:48~

前上(+前下)⇔後下(+後上)。

後下浅めから全方向に伸展していく意識。
後下深めからの裏チェストの意識だと瞬発力が不足すると思われます。

地声調のhiA#を連発していますが、力んだりガナったりするのではなくて、

声が元々軽い人(ハスキーな人)がhiA#までスムーズに出している。

こういうイメージの方が良い感じのバランスを見つけやすいはずです。
オペラみたいな歌い方をしようしても【マスクがしっかり鳴らない人】って感じ。

1:05~

hiC。
前上で“鼻”まで持ち上げる。
ここは裏チェストの意識でしっくりくるかも。

1:20~

りずごぉーん

語尾の音程変化は下。
下から後上に甘引きみたいな意識でもオッケー。

2:55~

hiC#連発からのhiD#→hiC#。

前上の位置は眉間や額。
前上を浅めで固めるのが苦手な人は、上(真上)に少し頼ってみるのもありっちゃありです。
関連記事